レオパを飼いたいと思ってるそこのあなた!初めてだから不安だな・・・と悩んでいませんか?
この記事で紹介する『初心者でも分かる飼育方法』を実践すると、誰でも安心してレオパを迎え入れることができます。
なぜなら、私も全く知識がない状態から育てることができたからです。
この記事では、これだけ守っていれば大丈夫だということを厳選してご紹介します。
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飼育環境について
レオパを飼育するにあたり、用意しなければならないものがいくつかあります。
最初に揃えておくべきもの
- ケージ
- 湿温度計
- 床材
- シェルター
- ヒーター
- 餌
ケージ
必要なケージの大きさはレオパの全長の約2〜3倍の大きさがあればいいです。3ヶ月経ってないくらいの子は、大きすぎても逆にストレスになる可能性があるので、虫かごくらいの大きさからでもいいと思います。
湿温度計
レオパを飼育する上で、湿温度の管理は欠かせません。湿温度計を設置し管理しましょう。
湿度
湿度は40~60%を保ちましょう。特に冬は、暖房を入れると湿度が下がりやすいので注意しましょう。
温度
温度は25~30度を保ちましょう。またレオパが体温を調節できるように、温度が高いところと低いところをケース内につくりましょう。
床材
- キッチンペーパー
- ペットシーツ
- ソイル
- サンド
- 人工芝
キッチンペーパー
メリット...コスパがいい、掃除がしやすい
デメリット...消臭、保湿効果はない
ペットシーツ
メリット...消臭効果がある、掃除がしやすい
デメリット...コストがかかる、サイズ感があまりよくない
ソイル
メリット...消臭、保湿効果が高い、排泄物の処理がしやすい、生息環境に近い、穴掘りができる
デメリット...明るい色の個体はくすみやすい、誤飲の可能性がある、入れ替える時面倒臭い
サンド
メリット...保湿、保温性が高い、排泄物の処理がしやすい、生息環境に近い、穴掘りができる
デメリット...誤飲の可能性がある、細かい砂だと飛び散りやすい、入れ替える時面倒臭い
人工芝
メリット...コスパがいい、誤飲の可能性がない、洗えるので再利用可能
デメリット...交換しにくい、汚れた部分の処理が面倒臭い
それぞれのメリット、デメリットをよく理解して選んであげると良いでしょう。
特にベビーの時は、誤飲で体調を崩すと最悪死に至ることもあるので、誤飲の危険性が少ない床材を選んであげてください。
シェルター
シェルターはレオパにとって隠れ家みたいなもので、安心できるところです。そのため個体によってシェルターにこもりがちな子もいますが、取ってしまうとストレスになってしまうのでやめましょう。ウェットシェルターの場合、湿度管理もでき、脱皮不全を手助けする役割もあるのでおすすめです。
ウェットシェルターの水から水分補給をする個体もいるので、1~2日で水交換するようにしましょう。ウェットシェルターから水分を取らない場合、水入れやケージに霧吹きで吹きかけるなどして、水分補給をさせましょう。
ヒーター
- パネルヒーター
- 暖房器具
パネルヒーターは床を温める役割があり、餌を食べた後消化の手助けをするために必要です。そのため基本的に年中無休使用します。置き方としては、底の1/2~1/3程度になるように敷くようにしましょう。
またレオパの適温は25~30度なので、冬は暖房器具が必要です。暖房器具は、保温球や暖突、エアコンなどがあります。飼育する数が少なければ保温球や暖突で、多ければエアコンで管理するのがおすすめです。
また夏に30度を上回るのであれば、クーラー等で適温にする必要があります。
餌
餌は主に、
- 生き餌
- 冷凍餌
- 人工餌
の3種類が挙げられます。
生き餌
生き餌は、レオパの餌として代表的なものです。種類としては、コオロギ、デュビア、ミルワームなどがあります。
メリットとしては食いつきが良く、栄養価も高いです。また繁殖させることができれば、餌代がかからないという最大のメリットがあります。たくさんのレオパを飼育している人は、繁殖させている方が多いです。
しかしミルワームはともかく、コオロギは成長すると羽が生えるため鳴きます。そのため、レオパを飼育しているのかコオロギを飼育しているのか分からなくなってきます。このことから家族で住んでいる方、虫が苦手な方にはあまりお勧めできません。
冷凍餌
冷凍餌のメリットは、長期保存が可能なところです。保存方法が簡単でキープなどの手間がかからないので○。冷凍庫に保存するだけで1~2ヶ月ほどは保存が可能です。
動く虫が苦手・・・なんて方は動く心配がないのでおすすめです。生き餌に比べれば栄養価は劣りますが、いい生産者の方で急速冷凍されたものであれば、十分な栄養が取れると思っていいでしょう。
デメリットとしては、コスパがあまり良くないこと、食べない個体もいること、共用の冷凍庫を使う場合などは家族の理解も必要なので、許可を得るようにしましょう。
人工餌
人工餌のメリットは虫が苦手な方でも大丈夫なところです。虫の原型がないので、使いやすいのではないかと思います。またコスパ、栄養バランスが良く、保存も楽である点がとてもいいです。
デメリットとしては、個体によっては食べないこと、食べたとしても飽きて食べなくなる子もいるので、人工餌だけで飼っていこう!となるのはあまりおすすめはできません。
このように、餌にもさまざまなメリット、デメリットがあることが分かりますね。生き餌だけしか食べなくなる時が来るかもしれないので、その時は生き餌をあげられるぞという覚悟も持っておくと良いでしょう。
お迎え前に確認、質問すべきこと
お迎えした後に、餌全然食べないじゃん...元気なくて亡くなっちゃいそう...そんなことになったら後悔しますよね?
そうならないためにも、個体を選ぶ際に確認、質問すべきことを教えます。
確認すべきこと
- 尻尾が痩せすぎてないか
- 脱皮不全で指が飛んだりしてないか
- 目やに等はついてないか
質問すべきこと
- 餌はちゃんと食べるか
- 何を餌にして飼育していたのか
- 床材は何を使っていたか
- 温度・湿度はどのくらいで管理していたのか
- 性別が分かるか(ベビーはまだわからないことが多い)
購入から帰宅後までの注意点
夏の注意点
高温と冷却の温度変化
夏場は気温の急激な変化に気をつけましょう。例えば、夏の外気温が36度だったとすると、レオパも大体同じくらいの体温になります。そこから、エアコンがんがんの部屋に行ったとすると、急激な温度変化により、体調を崩してしまいます。そうならないようにするために、100均などにも売ってある保温袋を持っていき、その中に入れて持って帰るといいでしょう。
冬の注意点
低温環境
冬場はとても寒く、そのままお持ち帰りをしてしまうと夏場同様、体調を崩してしまいます。そのため、保温袋にいれ、カイロを保温袋の側面に貼り、持ち帰ると良いでしょう。
共通の注意点
- 最短時間で帰宅する
- 揺れを軽減する
1.最短時間で帰宅する
お腹がすいたからお店で食べたり、ショッピングモールに行ってお買い物をしたりして、長時間車に放置してしまったり、持ち運んだりすると最悪死に至る危険性があるので、極力やめましょう。
2.揺れを軽減する
嬉しすぎて振り回したい気持ちも分かりますが、弱ってしまうのでやめましょう!
お迎えした後の注意
2~3日は餌を与えない
環境に慣れさせるために餌は2~3日与えないようにしましょう。慣れていない環境では、餌を食べない、または食べても吐き戻しをする場合があり、それによって拒食を引き起こす危険性があるので注意してください。
すぐハンドリングをしない
ハンドリングも慣れていないうちにしようとすると、ストレスになります。ハンドリングを始める時期は個体により違いますが、シェルターからよく出てくるようになったり、手を差し出した時に登ってきたりしたらいい頃かなと思います。
自切に注意する
レオパは自切するヤモリです。
自切...危険を感じると尻尾をおとりにして逃げること。
自切しても尻尾はまた生えてきますが、同じ形、色では生えてこないことが多いです。また再生にはかなりのエネルギーが必要なため、できるだけ自切させないようにするべきです。大きな音や急にハンドリングされた時などに起こりやすいので、頭に入れておくと良いです。
脱皮不全に気をつける
数ヶ月に1~2回脱皮をします。体の表面が白っぽくなってきたら脱皮のサインなので、見かけたら霧吹きでケース壁面を濡らしたりして湿度を80~90%まであげましょう。白い皮が体に残っているまま放っておくと壊死してしまう可能性があるので、終わった後は観察してあげましょう。脱皮した皮は基本食べてしまうので、みれないことが多いです。
まとめ
本記事では
初めてレオパを飼いたいけど不安だな・・・ 全く知識がないけど初心者にも分かりやすく教えてほしい!
こう言った悩みを抱えている方に向けて具体的なステップで解説させていただきました。